新洋画会会員 吉村惠子さん作品「弾(はずむ)・君子の魂」
相馬野馬追い祭りを«きれが»で表現した作品です。
今年5月、上野都美術館において開催されました「新洋画会展」でこの作品を見た
hactoさん(歌手の方です)が、今ご自分が携わっている東日本復興支援のために、是非相馬の方に見ていただき元気をつけてあげられたらとの言葉に感動し、現地に展示することになりました。
残念なことに吉村さんは体調を崩され行けず、吉村さんのご主人がご一緒して下さいました。
東京から新幹線で福島へ。其処からは一日数本しか出ていないバスに乗り、1時間半で相馬営業所に着きました。NPO相馬はらがま朝市クラブの方々が迎えに来てくださり、原釜に着きました。
漁港のまわりや、今は瓦礫も片付けられ土台だけになった家の跡が並ぶ町などを案内していただきました。松川浦大橋という大きな橋のその上まで水が押し寄せたと聞き、身震いする思いでした。
ギャラリー喫茶「志緒里」に作品を展示し、お客様にお話をし、作品を見ていただきました。7/27~29日の野馬追いのお祭りの前に、道の駅そうま「体験学習館」に移動し展示してくださるそうです。多くの方に見ていただき、元気と感動と忘れない私達が居ることを感じていただきたいです。
現在は未だ漁港では放射能の影響で、漁獲自主規制で魚の水揚げが皆無だそうです。そのため安全な漁港から仕入れた魚を加工している製品が、NPOが行っている「報徳庵」で売られていたので少しですがご協力させていただきました。
原釜でお世話になりましたNPOの皆様、hactoさん、そしてギャラリー「志緒里」で作品を興味深く見て下さった方々に感謝いたします。
なおギャラリーフリーウィングスのHP上ブログの同記事に写真が載せてあります。
是非ご覧下さい。
フリーウィングス 山手渓子